satoyamakong's blog

はてなダイヤリー「夢追い日記」から引っ越しました。

北へ

いよいよ谷津干潟に訪れていた冬鳥達が北に旅立っていってる
ようです。


越冬を終えた鴨たち、シギやチドリの仲間達が徐々に北の繁殖地に
旅立って行きます。ユリカモメもそうです。
行先はシベリヤとかアリューシャンとか。
長くて遠い旅立ちです。
どれだけの団体がどれだけの塊で旅立っていってるのか
判りませんが、最近干潟の鳥たちの数が減っているような気がします。


今日の夕方満ち潮になりかけの干潟の残り陸地の縁に
沢山のハマシギという小さなシギの仲間とダイゼンというチドリの仲間
の集団が「ピッピ、ピーヨ、ピイー」とけたたましく集まっておりました。


「さて、今夜行くか〜」「そうね天気もいいしね。。」って話合っているのでしょうか?
彼らがいなくなると、南の方からこの干潟に立ち寄り
態勢を整えてまた北へ向かう連中たちがやってきます。


北へ!北へ!です。
途中彼らも被災地での休憩場所の消失ということを経験するのでしょう。。。
どうするのかなぁ〜?


ここ谷津干潟は東京湾の最奥部に奇跡的に残った干潟です。
人が残したものです。
ほとんど自分たちの為に埋め立てをしてしまい、コンクリートで囲ってしまった
中でほんの少し残したものです。


40ha(ヘクタール)、東京ドームが8個ほどの小さな、小さな面積しか
ありませんが、そこには素晴らしいワンダーな世界が広がっています。
小さな、でも貴重な食物連鎖が繰り広げられています。


ここでは人は「基本何もしない」ということで湿地の環境を整えています。
田んぼも湿地の環境ですが、そこでは人が積極的に自分の食を作るために
してることが、結果的に自然界に里山という絶好の生態系を提供する『共生』の
場になっています。


ひょっとして人が環境を守っていくという行為は「何もしない」か「共生」
の二つだけしか無いような気がします。