satoyamakong's blog

はてなダイヤリー「夢追い日記」から引っ越しました。

ヤマアラシジレンマ

今朝のサンケイEX(エクスプレス)という朝刊のコラムを読んで
いて、なるほどと思った。

ある冬の寒い夜、ヤマアラシが2匹、凍てつくような風の中に
いた。「寒いよ!」。2匹のヤマアラシはどうしたか?
もちろん近寄り抱き合った。お互いの体温で温まった。
しかし、トゲがお互いを刺す。すごく痛いので離れる。
だが、寒い。また抱き合う。前よりは抱擁部分は減る。しかし、
痛いので離れる。そうなると寒い。また、抱き合うが半分くらい
の接触だ。このように試行錯誤を繰り返し、程よくあたたかいが、痛みもすくない距離を見つけていく。
上記のトゲは人間が持っている「自我、エゴイズム」といえる。
すなわち親しくなればなるほど心地はよいが、エゴイズムが出る
。対人作りはヤマアラシのように、親しみを感じながら、自我
が強く出ない距離を見つけていく点にある。
対人関係は「接近・接触・離れる」の繰り返しの中で作られていく。
精神分析医であったフロイトは「人と人とのかかわり」において
常にこうした「葛藤と傷つけ合いがあり、この傷つけ合いをどう
乗り越えていくかが人間関係の基本」と語っている。
その過程で傷つく必然性を説いている点に注目してほしい。

以上が記事全てであるが、朝の通勤電車で座ってこのコラムを読み
ながら、妙に納得した。特に最後の傷つく必然性?
心当たりがある。今朝の冷たさより痛かった。
結局、距離があるのだ。